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明朝体の歴史(1)
『明朝体の歴史』竹村真一 思文閣出版 1986/7

紀元前3世紀 筆の発明(秦)(p.14)
古文・篆書が普及(p.43)
紀元前1世紀 「説文解字」(篆書)の完成
1世紀頃 紙に筆と墨で文字を書くことが普及し書道が確立される(p.14)
隷書が普及。(p.43)
2世紀頃 楷書が発生(p.43)
隷書から楷書へ主流が移る
4世紀 楷書が完成(唐 王羲之らが活躍)(p.48)
7-8世紀 「干禄字書」(楷書)の完成
9-10世紀 中国で木版印刷が普及(p.14)
13-15世紀 朝鮮で金属活字と活版印刷が発達(p.28)
16世紀 明朝体(木版印刷)が普及(明)(p.86)
1716年 「康煕字典」(明朝体)の完成(清)
明治(1868)以降、日本で金属活字による明朝体印刷が普及(p.197)

上梓(じょうし)・上木(じょうぼく):出版すること。昔は板に文字を彫刻し、これを版として印刷した(木版印刷)。当時の本を、刻本とか版本と呼ぶ。彫刻する板材には、樿・黄楊(つげ)、桜(さくら)、梓(あずさ)が使われた。

筆蹟・筆跡:蹟と跡は異体字の関係。
書蹟・書跡:書家の作品。墨蹟・墨跡とも。
筆書・筆書き文字
筆記・筆記体
書写・書写体
筆書・筆書体
彫刻・彫刻体

筆で書く篆書・隷書・楷書が千年もの年月をかけてその書体を多様に変化・発展させていたころ、木版印刷の登場によりようやく明朝体が開発されていったのである。明朝体は、先行して発展していた筆書き系の字体とは、歴史的にも系統的にも性質が異なるものである。
| tomokazu2006 | 19:58 | - | - |
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