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ジジイの会社に入れてくれとせがむ若者
若者の失業率が高いとか就職できないと言われて久しい。生産性が低い中高年者を辞めさせることができなので若者を雇えないのだ、という都市伝説もたまに目にする(少し考えれば嘘だと分かる)。ふと見ると、多くの若者が、入れてくれない入れてくれないと文句を言う会社の多くは「ジジイによって経営されている会社」である。たぶん、60歳以上のジジイが経営している。採用の権限はこの経営しているジジイにある。新規採用の余裕があまり無い会社なら、長年自社での実績のある中高年に引き続き働いてもらい、実績を出すまでに手間がかかって足手まといである新入社員にはご遠慮いただく、というのが道理なのはふつうに考えれば分かることである。

さて、そういうきびしい状況の中で、ジジイが経営する会社に入れてもらうには、これはもう、経営しているジジイに取り入るのが一番の方法であろう。採用権があるジジイに気に入ってもらうのである。間違っててもそのジジイの悪口を言ってはいけない。親分に嫌われたらその仲間にしてくはれないというのは、誰でも幼少時にすでに学んでいる基本事項であろう。いやいや、やっぱり、ジジイが…中高年が…と、先輩諸氏におべっかがどうしても言えない若者で、でも、正規社員になりたい、というわがままな人は、これはもう自分で会社を作って自分で正規社員を名乗るのがいいだろう。

正規社員になりたいのは、生活が安心で安定した会社員になりたいからである。つまりは、経営が長年安定している会社の正規社員になるということである(でも将来どうなるかは分からないぞ)。正規社員とは雇用期間の定めの無い社員であって、非正規、嘱託、契約社員、アルバイト、臨時、派遣などと呼ばれる社員とは違う雇用契約の社員である。自分の雇用契約が無期なのか有期なのかは書面で取り交わすのが普通だが、口約束も多く、無期契約の場合は、暗黙の了解、なんていう場合もあり、特に無期契約は目立たないように目立たないようにしているのが日本的経営の実態である。特権身分は目立つとマズイというのが日本的な空気だったりするので、その影響もあるかと思う。経営が安定している会社というのは一朝一夕に出来るものではない。それは、先輩諸氏の経営と労働によって長期に渡って構築されてきたものである。そのすでにある安定会社にぽんと特権的正規社員として入社したいのなら、特権社員であらせられる先輩諸氏に仁義をきるのは当然だろう。そういう先輩諸氏に悪罵を投げつつ、あろうことか「俺が入るからお前ら出て行け」みたいなことを2ちゃんねるとかでほざいてるやつは、勘違いもはなはだしく、何も分かっちゃいない若造だ。そこまで言うなら、にっくきジジイの会社にそ知らぬ顔してもぐりこもうなんて邪(よこしま)に考えず、いさぎよく、自分で会社を作って好きににやればいいんだよ。

それにしても、この国は、なぜんこんなにジジイが頑張って威張りまくる国になってしまったのだろうか。60歳なんてまだ若いほうで、70歳、80歳のジジイが頑張っちゃっている(裏で糸を引いてたり)のも珍しくはない。昔にくらべて、歳をとっても死ななくなった、というのが主たる原因であろう。国の仕組み(政治)が、老人優位に大きくシフトしているというのも大きな要因だろう。政治を言うならば、政治活動、政治参加への若者の参加が少なくて、政治的な場にはつねに老人がウヨウヨしているという実態がある。まあ、とにかく老人がウヨウヨしてるんで、若者が近づけないという構図ではある。若者は遠巻きにして尻ごみしているばかりである。財界人にしても、えらそうなことを言ったり書いたりしてマスコミに重用されている財界ジジイは多い。財界の上のポストを占めているいるのがやっぱりジジイだということもあるが、重用しているマスコミの偉いさんがこれまたジジイだという事情がそうさせていることは疑いない。特権身分同士で利害が合致してつるんでいるのである。自分らの悪口言うようなやつは使わんもん、てなことである。元気この上ない財界ジジイのずる賢いやり口で、日本経済においては若者や貧乏人に痛みやしわ寄せが行くのである。そんだけ痛めつけられても、相も変わらずそのジジイが経営する会社に入りたがる若者や貧乏人が大勢いるというのは、現代の矛盾ないしは人間疎外ないしは現代の皮肉と言えよう。

既成政党が気に入らないのなら、首謀者らがそう若くは無い「維新なんちゃら」なんかに期待せずとも、若者は若者にシフトした若者のみの政党を作って数を集めるのが良い方法だと思う。ところが残念ながら、その手の若者集団の数的に目立つようなのはいつまでたってもなかなか現れてはこない。これでは、ジジイが威張りくさる現状がなかなか変わらない。積年にわたって国づくりへの参加をサボタージュしていきた結果がコレなので、若者が心を入れ替えて今からあせって政治参加してもすぐに体制は変わらないのかなとさえ思う。はなはだ残念なことではある。

終戦直後の民主化運動、60年前後の安保闘争、70年前後の全共闘運動、過去の歴史的な若者の爆発をジジイたちは潰しまくり葬り去ってきた。そういう熟練したしたたかさを彼らは持っている。過去の歴史的若者爆発を、100万倍くらい上回るような示威行動を成功させるようでなければ、現在のジジイの天下をひっくり返すことはできない。

とここまで書いてきて、「ジジイ(団塊世代)VS 若者世代」の世代対立(椅子取りゲーム)という構図のように見えるかもしれないが、真相は、「特権層 VS 非抑圧層」というこの100年来知られた階級対立の顕著な形態であると認識すべきだろう。ジジイや中高年だって困窮層は多いし、若者にだって特権層が増長している。


以下、引用。

http://t-job.vis.ne.jp/base/maruyama.html
不況直後、「ワークシェアリング」などという言葉はあったが、いまだにそれが達成される兆しがないのは、誰も仕事を若者に譲らないし、譲らせようともしないからだ。若者に仕事を譲ろうとすれば、誰かの生活レベルを下げなければならないのだが、それは非常な困難を伴う。持ち家で仲良く暮らしている家族に、「家を売ってください。離婚してください」とは言えないだろう。一方で最初からシングルでアパート暮らしの若者に、結婚して家を買えるだけの賃金を与えないことは非常に簡単だし、良心もさほど痛まない。だから社会は、それを許容する。
(中略)
結局、社会はリストラにおびえる中高年に同情を寄せる一方で、就職がかなわず、低賃金労働に押し込められたフリーターのことなど見向きもしなかった。最初から就職していないのだから、その状態のままであることは問題と考えられなかったのだ。それから十数年たった今でも、事態はなんら変わっていない。
(中略)
企業の人件費に限りがある以上、高齢者の再雇用は、我々のような仕事にありつけない若者がまたもや就業機会から排除されることを意味する。
(中略)
私は、若者たちの右傾化はけっして不可解なことではないと思う。極めて単純な話、日本が軍国化し、戦争が起き、たくさんの人が死ねば、日本は流動化する。多くの若者は、それを望んでいるように思う。
(中略)
私のような経済弱者は、窮状から脱し、社会的な地位を得て、家族を養い、一人前の人間としての尊厳を得られる可能性のある社会を求めているのだ。それはとても現実的な、そして人間として当然の欲求だろう。そのために、戦争という手段を用いなければならないのは、非常に残念なことではあるが、そうした手段を望まなければならないほどに、社会の格差は大きく、かつ揺るぎないものになっているのだ。戦争は悲惨だ。しかし、その悲惨さは「持つ者が何かを失う」から悲惨なのであって、「何も持っていない」私からすれば、戦争は悲惨でも何でもなく、むしろチャンスとなる。
(中略)
国民全体に降り注ぐ生と死のギャンブルである戦争状態と、一部の弱者だけが屈辱を味わう平和。そのどちらが弱者にとって望ましいかなど、考えるまでもない。持つ者は戦争によってそれを失うことにおびえを抱くが、持たざる者は戦争によって何かを得ることを望む。持つ者と持たざる者がハッキリと分かれ、そこに流動性が存在しない格差社会においては、もはや戦争はタブーではない。それどころか、反戦平和というスローガンこそが、我々を一生貧困の中に押しとどめる「持つ者」の傲慢であると受け止められるのである。
(赤木智弘 2007年1月)

http://mainichi.jp/enta/art/news/20071122dde014070009000c.html
http://www.asyura2.com/07/senkyo44/msg/544.html
赤木 「戦争がしたい」って要約すると単なる破壊願望だと思われるし、それを否定すれば「あれはレトリックであって、赤木の本心は別にある」と言われます。そうじゃなくて、本心は両方にあるんです。自分たちフリーターは働き続けても、昇給はなく安定は望めない。何とか社会階層を流動化させたい、変えたい。でも、従来の左派が代表してきたのは正規労働者であって、つまり我々は左派からも見放されている。だから、階層が流動化する機会としては、戦争だって希望になるのではないか。本当は、戦争は回避したいのだが、というのが骨子です。
| tomokazu2006 | 21:51 | - | - |
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